ホーム > ブログ > JAグループ > おおさかNo-1グランプリ > 「第4回おおさかNo-1グランプリ」ファイナルレポート グランプリ成田周平さん

「第4回おおさかNo-1グランプリ」ファイナルレポート グランプリ成田周平さん

2021123日(土)、オーバルホールにて開催された「第4回おおさか No-1グランプリ」ファイナル。今回は、見事グランプリを受賞した成田周平さんのプレゼンテーションをご紹介いたします!

【プランタイトル】

CSAで繋がろう!能勢町農業者と消費者のココロを密に!

 

大阪の最北端能勢町で「成田ふぁーむ」を営む成田周平さん。成田さんは、前職は放送作家で、2010年より能勢町の(株)原田ふぁーむで研修後、2012年に独立就農。現在、ハウスと露地を合わせて農地は当初の10倍である250アール。春はレタス、サニーレタス、大根、夏はトマト、ズッキーニ、オクラ、秋はインゲン、ニンジン、コマツナ、ホウレンソウ、冬はニンジン、コマツナ、ホウレンソウと出荷計画を綿密に立て、少量多品目をすべて有機栽培で行っています。

②.png

成田ファームの理念は、➀消費者が野菜を選択できる社会の実現②100%有機社会の実現の2つを掲げています。

成田さんは、現状のスーパーの売り場等に、有機栽培の野菜が少ない事に疑問を感じていました。そこで、消費者への食の安全・安心を提供し、100%有機社会の実現を目指すために、今回「CSA(地域支援型農業)」に取り組むことを提案されました。

③.png

「CSA(地域支援型農業)」とは、消費者が生産者に代金を前払いして、定期的に作物を受け取る契約を結ぶ農業のことを言います。生産者にとってのメリットは、代金前払いのため、消費者の求めている農産物の生産に集中することができますし、消費者にとっても、作り手の顔が見える新鮮な野菜を安価で購入できる等のメリットがあります。

④.png

⑤.png

遠方の消費者にとって、能勢町まで野菜を受取りに行くのは、とても大変です。

そこで、成田さんは、ピックアップステーション(野菜受取り場所)設置を提案。初年度は能勢町内と大阪市内の計2カ所に設置予定です。

消費者は、代金前払いの為、都合の良い時間にピックアップステーションに受取りにいくことができ、3密回避にも繋がっています。生産者にとっても、個別配送ではないので、経費削減にも繋がり、双方にとってメリットがあります。成田さんは、将来的には、ピックアップステーションを企業や保育園、スポーツジム等にも増やしていく予定です。

⑥.png⑪.png

また、成田さんは、CSAに取り組む事が、地域農業活性化に繋がると考えています。

能勢町では近年、新規就農者が増加。30年ぶりに4Hクラブが復活し、会員の多くが有機栽培に取り組んでいる状況です。そこで、新規就農者と連携してCSAに取り組む事で、一番の悩みである販路の確保に繋がるとともに、消費者には安定して有機野菜を届ける事ができると考えています。

⑦.png

成田さんのCSA実現に向けたスケジュールは、2021年1月からCSA会員募集(初年度は30名を目標)し、5月までにピックアップステーションの整備をします。6月からは、CSAの販売を開始し、初年度は隔週6カ月間で12回販売し、売上目標は72万円。2年目は毎週6カ月間で24回販売し、売上目標144万円。3年目は毎週6カ月間で24回販売し、会員数は60名に増員することで売上目標288万円を目指しています。また、将来的には企業と連携し企業会員の募集や消費者と収穫体験などの食育イベントも開催することも検討しています。

⑧.png

⑨.png

最後に、成田さんが描くビジョンとしては、まずは、成田ふぁーむの従来の販路を維持しつつ、CSAに取組み、売上増を目指す。次に、能勢町農業者と連携し会員数、ピックアップステーションの拡充を図り、有機農産物を府内に拡げていくこと。最終的には、能勢町のCSAの取組みが、府内全体に拡がり、大阪農業振興に繋げていきたいと熱く語られました。

図1.png


関連記事